オールセラミック治療は最短で3回の治療で終わります。
治療前に無料カウンセリングにお越しいただいてご確認した後、治療を希望される場合は、改めて資料取りと仮歯の型取りを行います。したがってご来院回数は5回ほど必要になります。回数を減らしたい場合はあらかじめ無料カウンセリングのご予約をいただくときに当日に仮歯の型をとはじめたい旨をご連絡いただければ回数を1回少なくすることも可能になります。
ただ、あまり急がずにしっかりとオールセラミック の治療をしたいという場合は、細かい確認のステップを入れる方がオススメです。
最短の期間でオールセラミック 治療を終わらせたい場合、検査後の治療の流れは以下のようになります。
1回目の治療は、歯を削って仮歯を入れます。
2回目にオールセラミック の歯型をお取りします。
3回目にオールセラミック をセットします。
これが基本的となる治療の流れになります。
ただ、歯の条件などによって、治療の回数が増えていきます。
例えば、
などはその分回数が増える場合があります。
初診の状態です。
前歯の神経のない歯が2本と虫歯の詰め物が大きく変色してしまっている歯が1本あります。
オールセラミック で審美的な見た目の治療を希望されました。
初回に治療を開始する場合は検査の段階で技工所で作成する仮歯の型取りをいたします。
1回目の治療では、歯を削って仮歯を入れます。
このお写真のケースのように、歯の根っこの治療が必要な場合は、仮歯を入れたのちに根っこの治療を行います。通常根っこの治療は2回ほどの回数がかかります。根っこの治療後にファイバーコアという土台を立てます。
仮歯を外した状態のお写真です。歯の土台の部分が写っています。
このケースでは歯の土台が変色していますので、土台の色を写真で撮影してオールセラミック を作成する際に土台の色が透けないように透明感を調整する参考にします。
仮歯で歯の形に問題がなければ、歯の土台の歯型をお取りします。歯の土台の型をとって、技工所にて歯の土台の上にオールセラミック を作成します。
変色している歯の場合は色合いが合わせにくいため、オールセラミック の色合いを確認する試適という作業を行いました。
通常では、この試適は行わず、歯型をお取りしたつぎに完成させることが多いです。
オールセラミック が完成した状態です。
色や形に問題がなくても、かみ合わせなどで違和感が出てしまうことがありますので、仮のセメントで仮付けをする場合があります。
このケースでも一旦、仮のセメントで仮付けを行い、後日接着性のセメントでしっかりと本付けをしました。
このケースのように、歯の色や歯の根っこに問題がある場合は、オールセラミック 治療の回数や期間がかかることがあります。
~オールセラミック 治療の注意点~
オールセラミック 治療など、歯の審美を改善する治療は保険外診療となります。オールセラミック の種類によって当院では1本6万6千円(税込み)~16万5千円(税込み)のセラミックを選んでいただいております。また、神経のない歯はオールセラミック とは別にファイバーコア(税込み2万2千円)という歯の土台の料金がかかる場合があります。
上記の料金に関しましては、1本あたりの標準的な料金となります。多数の歯を治す場合は、本数分の治療費がかかります。また、歯茎の位置を改善するために歯茎の再生・整形を行う場合は別途料金がかかります。
オールセラミック 治療では、歯の大きさや形の修正、歯の変色の改善、歯並びの改善を目的にオールセラミック などの材料を使用しております。形や色合い・歯並びに関して完全にはご希望に添えない困難な場合もございます。
また、オールセラミック 治療で歯並びを治す場合のリスクとしては、歯の神経を取らないとしみてしまったり、お痛みが出てしまう場合があります。痛みの症状が出た場合は歯の神経を取り除く必要がある場合があります。また、オールセラミック の色合いはかなり天然の歯に近いものになりますが、完全に同じものではありません。
オールセラミック のお問い合わせ先
神田ふくしま歯科
東京都千代田区神田鍛冶町3−2−6F
03−3251−3921